2018/07/08②

 

 

そして、メンバー7人での最後の演奏。

今届けたい曲を自分たちで選んでくれたという。

 

 

まずは「大阪ロマネスク」。

ファンからの人気も高いので来るんじゃないかと予想していたけど、それでも発表された時点で声をあげて泣いてしまった。

 

今日も誰かが めぐり逢う

遥か 遥か 西の街

恋をするなら 御堂筋から始まるのさ

雅なる物語

 

目を潤ませながら歌うすばるくん。その横に年下組、両端に横雛。安定且つ最高の布陣(コンサートのMCや退所会見もこの順番だった)。

 

受け止めるのに精一杯で、ほとんど何も考えられなかった。ただ、「忘れられない 君の優しい声 時間が止まっていく」の歌詞の歌詞と、その部分を歌い終わった瞬間のやすくんの表情に、「本当に時が止まってほしい」と願ってしまった。その後の亮ちゃんの少し掠れた「雅なる物語」に胸が締め付けられた。

 

曲ラストの「メンバーのコーラスに乗って響くすばるくんの歌声」という構図がこれから先は聴く事が出来ないと思うと、ついさっき「仕方ない」と思っていたのが「いなくなるなんて嘘だろ、嫌だ」に変わっていた。今でも現実を受け入れられない。

 

 

 

 

それでも時間は止まってくれなくて、結成からデビュー、下積み時代の映像が流れ始めた。

私が応援し始めたのは2007年後半ぐらいからだったので、Jr.時代や8人だった頃の事は語れないし、その頃から応援していた方々の方が感じる事は大いにあったと思う。しかし、METROCKで大勢の観客を前にして堂々と演奏する姿は、私が知った頃よりもずっとずっとでっかく、かっこよくなっていた。

 

当時私は小学生で、周りにジャニーズ好きの友達は少なくなかったが、みんな嵐やKAT-TUNHey! Say! JUMPを応援していた。同級生でエイトを応援していたのは私ともう一人の親友だけだった(その親友も元々は私が沼に引きずり込んだ)。

「THE・アイドル」みたいな他のグループの人気を見ながら「エイトが1番かっこええし!!!!」と思っていた時期もある。そして徐々に人気が上がっていって、周りから「かっこええよな」って言われるようになったのが嬉しくてたまらなかった。

 

 

 

 

 

そして、本当に本当の最後の曲、「LIFE ~目の前の向こうへ~」 。

この曲が発表された時は「エイトはバンドで曲出せるんじゃで!!!すごかろ!!!!」って思いが半端なかった。

また、親友と初めて行ったコンサート(EIGHT×EIGHTERコン)の1曲目がこれだった。私が生まれて初めて生で聴いたエイトの歌声は、すばるくんの「もう一切」。その瞬間に涙が止まらなかったのは今でも鮮明に覚えている。

ちなみに、その次に行った8ESTコンの1曲目は「大阪ロマネスク」だ。こちらも冒頭のすばるくんのソロに涙が溢れた。本当に偶然だが、選ばれた2曲は私にとっても大事な大事な思い入れのある曲だった。

 

 

 

 

 

今までの感謝と共に、「6人の関ジャニ∞にぜひ期待して下さい」と語ったすばるくん。

「そんなん言わんといてよ」って思いと「そんなん応援するに決まっとるが」って思いの鬩ぎ合い。そして大倉くんのカウントが鳴る。

 

もう一切、もう一切

振り返らずに歩み続けたい

まだまだ終わらないから

 

始まってしまった。

今まで何回もこの曲を聴いてきたけど、こんなに刺さるのは初めてだった。

 

 

そうだよ、道は続いてくよ。

これは分岐点に過ぎないんだ。

 

悲しみも涙も渇いてないよ。

本当に丸ちゃんが痛みを堪えてるみたいだ。

 

いつか笑えるかな、笑えるよね。

「せめてもう一回」ってこんなに思う日はないよ。

 

 

耐えきれずに涙を流したり、顔を歪ませていたり、穏やかだったり、泣きそうでもしっかり前を見据えたり。メンバーはそれぞれだった。見守る古田さんの眼差しも。

 

私の担当は横山さんだけど、今回特にグッときたのは大倉くん。

間奏前に天を仰ぐ姿。これでもかってぐらいの笑顔。「あの日交わした約束をずっと覚えているから」ですばるくんに差し出した手。全部出し切っちゃう勢いのドラム。

大倉くんはあの発表があってからレギュラーのラジオで色々語ってくれていて、この前日にも「泣いちゃうかも」と言っていた。そんな彼が涙を微塵も見せず、めちゃめちゃ笑顔でドラムを叩いてる。未来の希望がそこに集約されているような気がした。

末っ子、強いな。頼もしくて仕方ないよ。

 

 

 

 

 

 

そして、もう曲が終わってしまう……って瞬間にすばるくんが叫んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

eighter!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

応援し始めた頃は、意味は愚か読み方すらも分からなかった言葉。

コンサートの時に必ず呼んでくれて、楽曲の歌詞にも入れてくれた私たちの名前。

それがかつてない程の重さと力強さを持って飛び込んできた。

 

コンサートの時と同じ、夢のような現実。

それを実感した。

あの瞬間は通じ合っていたと思いたい。

だいすき。ありがとう。さみしいよ。

一言では表せない色々な感情が溢れ出して、私はただただ泣くしかなかった。

この名前を最高に誇らしく思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に映ったすばるくんの顔は、とても晴れやかだった。

それを見た時、私の中に負の感情は一切なかった。と思う。

 

 

 

 

 

 

 

ぶっちゃけまだ実感がわかない。6人の関ジャニ∞が想像できない。

でも、9月の東京ドーム公演に行く予定なので、2ヶ月後には嫌でもその姿を目の当たりにする事になる。

でも、彼らならやってくれるはず。

「これが新しい関ジャニ∞や!!!!!!」って見せつけてくれるはず。

そこに関してはとても楽しみにしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも今は、もう少しだけ、7色に彩られた青春の余韻に浸っていたい。