「修羅天魔 ~髑髏城の七人 Season極」感想①

 

見てきました。

初髑髏城。初豊洲

新感線の舞台も、辛うじて「蛮幽鬼」をDVDで見たぐらい。

キッカケは、某法医学ドラマで大クセまみれの葬儀屋を演じていた某氏。

 

ネタバレばちこい芸人(というか我慢が効かないおたく)なので、正直大まかな話の流れは分かってました。

それでも生で観る俳優さん達の演技や自分の肌で感じる劇場の空気は、予想を遥かに超えるものでした。

 

ストーリーを追っていったらキリがないので、パンフレットと戯曲本を見ながらキャストの皆さんについてつらつらと。

例の某氏については色々とありすぎるので、最後に回します。

 

 

天海祐希さん as 極楽太夫(雑賀のお蘭)

もう優勝。圧倒的天海祐希

凄腕スナイパーや雑賀衆としての凛とした強さに惚れ惚れしたり、様々な思惑に揺れ動く様子に「そういえば女性だったわ」と思い出したり。色々な表情を見られました。

あんなモリモリの設定でも説得力があるのは天海さん流石としか!!

最後の回想のあの表情は何ですか……?あそこでめちゃくちゃギュッッてなりました………。

 

古田新太さん as 天魔王/織田信長

関ジャムでたまに舞台俳優の目線でコメントする時があるのですが、「俳優・古田新太」を観た気がします。存在感が凄かったです。

天魔王まじこわい。スクリーンであの顔がどアップに映る時とか普通に怖かったです。

顔だけでなく()、その腹の読めなさも恐ろしかったです。信長の器のデカさもあったので余計に。

あの信長あっての天魔王なので、そりゃ極楽も許せないだろうし惑わされるだろうな、と。

 

福士誠治さん as 兵庫

関八州荒武者隊が出てきた時に「あ~~コイツら好きだ!!」ってなりました。弱きを助け、強きをくじく真っ直ぐな兵庫は観てて気持ち良かったです。福士さんは落ち着いた役で見る事が多かったので、とても新鮮でした。

義兄弟の契りを結んだ相手の刃で、慕ってくれてた子分を一気に失うなんてあんまりですってば!!倒れてる一人一人に声掛けていくのが辛くて辛くて……!!

極楽とくっつく可能性は高くなさそうだったけど、兵庫の幸せを願わずにはいられません。

 

清水くるみさん as 沙霧

可愛いし頭いいし動けるしツッコミもできるし、言う事なしですね!!

 「動けるとはいえよく一人だけ生き残ったね?」と思ったら、後で熊木の長だと分かって納得。あの年で「誰かを犠牲にして生きるのはいやだ」って言える沙霧ちゃん強い。長。

 

三宅弘城さん as カンテツ

第一声を発した瞬間「この人推せるわ」と直感しました。タナカの天丼楽しすぎ。

ああいうアホの子みたいなキャラはあんまり好きになれないタイプなのですが、三宅さんの演技の緩急でめちゃくちゃ好きになりましたカンテツ。トッキントッキンに研いでほしい(?)

 

山本亨さん as 狸穴二郎衛門

どっかで聞いた声だと思ったら「蛮幽鬼」にも出てらっしゃいましたね。とても素敵な声です山本さん。

無界で極楽太夫の説明をする時は「お?面白いぞこのおっちゃん」って感じでしたが、最後の極楽のやりとりで「うわぁ家康だぁ狸だぁ…!!」と思わざるを得ませんでした。

 

 梶原善さん as ぜん三

まさか兵庫のお兄さんだとは!!荒武者隊に兵庫の事を聞いて投げ捨てたおにぎり食べたとこで株がストップ高。善さ~ん!!

戻り鎌の兄弟連携プレーは色々とっ散らかってて爆笑しました。滑るわ飛ぶわ。水神坊さん隠し玉ありすぎ。そんでもって黒子て。

 

河野まさとさん as 三五

所謂トリックスター?パンダの完成度高けーなオイ。こういう掻き回す立ち位置のキャラもあまり好きじゃなかったけど、何故か憎めませんでした。

「てめえの裏切り~」のくだりは theおまいう案件でしたが、三五なりのポリシーがあるんだなと。一番人間くさいキャラかも。

 

川原正嗣さん as 清十郎

頼りになりすぎる清十郎さん。颯爽と現れてピンチを助けてくれる清十郎さん。私が極楽か沙霧だったら「好きになっちゃう~~~!!」ってなりそうです。CV.黄金原聡子(シソンヌじろうさん)。

最後なんか極楽にホの字っぽかったけど、私は兵庫を推すぞ!!!極楽はどっちにもなびかなさそうだけど!!!

 

髑髏党幹部も三者三様のキャラがあって面白かったし、鉄機兵ミュージカルは反則。変な方向に統率取れすぎです髑髏党。

 関八州荒武者隊も無界屋ガールズもとっても愛しくて。荒武者隊の兄貴リスペクトなとこ、バカで可愛いな…!!

二幕の無界襲撃時、ガールズたちの悲鳴が壮絶すぎて本当に辛かったです……。 

 

 

 

 

既に沢山書きましたが、この舞台に足を運ぶキッカケとなった某氏については更に長くなりそうなので、次の記事で。